正直なところ、私はずっと思っていました。
60歳まで今の暮らしが続くと。
同じ職場で、同じペースで働き、
給料をもらい、たまに飲みに行って、
それなりに年を重ねていく──そんな未来を信じていました。
突然の左遷と、静かな在宅勤務
その日、上司に呼ばれました。
「君には別の仕事をお願いしたい」と言われ、
気がつけば、ひとりの職場に移されていました。
誰もいない部屋、モニターの光だけが照らすデスク。
在宅勤務になり、人と話すことも減りました。
最初のうちは「いつか戻れる」と思っていました。
でも月日が経つうちに、
「ああ、もう前の場所には戻れないんだな」と気づきました。
心がついていかない日々
環境が変わると、心が置き去りになります。
誰かに話したくても、話す相手がいない。
気づけば、お酒を飲みながら一日が終わる。
「なんで自分が」と思う夜もありました。
悔しさや情けなさ、いろんな感情が渦巻いて、
どう処理すればいいのか分からなかった。
そんな中で、ただひとつ言えるのは、
「何も変わらないと思っていた日々こそ、幻だった」ということです。
静かな時間の中で、少しずつ考え始めた
在宅勤務になって時間ができ、
両学長のYouTubeでお金の勉強を始めました。
最初はただの暇つぶしでしたが、
動画を見ているうちに、「自分の人生の舵を取り戻そう」と思うようになりました。
人に評価されることばかりを気にしてきたけれど、
これからは、もっと自分の時間を大切にしたい。
学びながら、歩きながら、静かに生き方を見直しています。
起きていることは正しい
左遷されたことも、在宅勤務になったことも、
きっと今の私に必要な出来事だったのかもしれません。
あのまま60歳を迎えていたら、
きっと何も考えずに、流されるように働いていたでしょう。
「起きていることは正しい」──
最近、その言葉が少しだけ分かるようになってきました。
おわりに
60歳まで安定して働けると思っていた生活が崩れたとき、
最初は絶望しかありませんでした。
でも、壊れたからこそ見える景色もあるのだと思います。
今はまだ不安も多いけれど、
少しずつ、自分の足で歩き始めています。
静かな時間の中で、もう一度「これから」をつくっていくつもりです。
🪶まとめ
- 60歳まで同じ生活が続くと思っていた。
- 左遷と在宅勤務で、現実が大きく変わった。
- 時間ができたことで、自分を見つめ直すようになった。
- 「起きていることは正しい」と少しずつ受け入れ始めている。


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